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「ルネサスの本気」、SH-2Aセミナーに行ってきました。LESSON1 SH-2とSH-2Aの比較2 [RX&SH&H8]

K3300020.jpgSH-2とSH-2Aの比較をアーキテクチャから見ると、以下の2点が大きく向上しています。

1.スーパースカラによる2命令同時実行

2.ハーバードアーキテクチャによるインストラクションフェッチとメモリアクセスの競合回避

まあ実のところ私はそんなにCPUアーキテクチャに詳しい訳ではないので、CPUアーキテクチャの詳細について知りたい方は別途調べてください。ここでは上記により何が向上するのかを解説するのみです。

ルネサスのサイトで400MIPSと出ているのは、CPUクロックが200MHz、2命令同時実行でその2倍の400MIPSと言う事だと思いますが、セミナーでは流石に2倍とは言わず、1.6倍1.5倍程度の実行速度の向上という感じで説明されていました。
上手くメモリアクセスがぶつからない命令が続く時、パイプライン上では各クロック毎に2つの命令を実行できる事となりますが、実際にはそんなに上手く行かないので、現実的な数字として1.6倍1.5倍なのでしょう。

ハーバードアーキテクチャは今ではそれ程珍しいアーキテクチャでは無いですね。PICやAVRだってそれですし、最近ではCortex M3シリーズもそれです。もっともSH-2Aの方がリリースはCortex M3よりも早かったので後追いと言うわけではありません。結局スループットを上げるにはこうするしか無いとも言えるのでしょう。

SH-2Aでは命令を転送するFバスと、データを転送するMバスの構成となっています。FLASH ROMやRAMからはどちらのバスにもアクセス可能です。
つまりインストラクションフェッチはFバスを通り、メモリアクセスはMバスを通りますので、バスの競合が発生しないと言う事になります。従来のSH-2ではバスが共有されていた為、メモリアクセスが発生するとフェッチが遅らされ、結果パイプラインの効率が悪くなっていました。

SH繋がりで、、、なんだそりゃ。

SHならシーホークも!と思ったけれど、シーホークの本は無いのか。

話は変わるけれど陸自や空自の大型ヘリCH-47J(チヌーク)って、災害派遣や孤島の緊急搬送、山火事なんかで大活躍ですが、あのヘリの前のローターは前傾して取り付けられています。Wiki見て知ったのですが、前のローターの先端部分の地上高はちょうど首の高さ位になるらしいので、なんかの理由で乗る事になったとしても、絶対にチヌークの直前に立たないでくださいね。通常は後ろから乗るように誘導されるとおもうけれど。

※ちなみに関東では木更津で待機しています。機会があれば基地際とかどうぞ。

シコルスキーSH-3シーキング

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文林堂
  • 発売日: 1999/06
  • メディア: ムック



モノクロール 1/72 陸上自衛隊CH-47J チヌーク

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  • 出版社/メーカー: トランペッター
  • メディア: おもちゃ&ホビー



1/72 CH-47J(LR)レスキューバード 航空自衛隊

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