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主に本を贈っています。 空想編

その呼びかけに気付いたのは震災からちょうど1年が経った日、それまでに募金はしていたがそれ
以上に個人で出来る事を探していた時だった。
被災地、東松島市の図書館が、運営を再開する為に失われてしまった本の支援を呼びかけていた。

http://www.amazon.co.jp/wishlist/2PZIMTSXH8VUO

これだ!と思った。本ならば、本を読んだ人がどんどん何かを生産すれば、しかも図書館なので次々
と廻し読みする事で、ほんの数千円が無限の生産性を産み出す。実に効率的で省エネだ。

で、早速本を送った。Amazonなのでその辺の手続きは簡単である。

最初の頃に要望されていた本は、大地震の記録や農業や漁業の実務本が多かった。かなり難しそ
うな本も多く見られた。
これは、、、ここから空想
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つまり本来ならば爺さんや親父から受け継ぐべき技が失われ、一からのスタートに戸惑い、畏れおの
のく若い世代の気持ちそのままではないだろうか。

だがしかし、そんな状況を受け入れ、更にそれを乗り越えようとする東北の人の決意を感じる事がで
きるではないか。一歩前進する為に。
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4月が目前となる頃は、要望されている本の様子も少しかわってきた。
おべんとうや料理のレシピの本が目立っている。

ここから空想
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どんなに苦しくとも被災地にも新しい生活が始まろうとしている。
子供やだんなのお弁当にあれやこれやと工夫を凝らす主婦の姿が透けて見える。
家族愛そのものじゃないか。
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5月になると園芸の本が目立つようになる。
園芸と言っても盆栽とかじゃないよ、夏野菜とかだ。

ここから空想
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夏の収穫を得る為には、今の時期からスタートが大切だ。畝を作ったり、種を撒いたり。
やがてそれは真夏の頃に、ナスやキュウリやトマトがたわわに実る。
収穫の喜びの前準備である。

イイネ、採りたての野菜をガブっといったり、浅漬けにしたりと。
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随分時が経って10月の目録は、小中学生の女の子に人気のあの出版社の本ばっかりじゃないか(笑)。

ここから空想
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話の内容はどれも、「ドキドキ、ワクワク」子供に大人気だ。家の子供も好んで読んでいる。

送った本が次々と子供の手に渡り、その子供のこころを「ドキドキ、ワクワク」刺激する。
こんな楽しい贈り物は無いね。
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実際のところ送った本が誰の手に渡って、それがどの様に読まれているかなんて知る由も無い。
どこまでも想像である。

しかし、この空想は楽しい。

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