OpenOCDフリスクデバッカーのバージョン、新たなるチャレンジ [ARM&Cortex-M3]
どうにもこうにもバージョンを0.1.0に戻すと言った消極的作戦では納得行かないものがある。
と、ここでTACさんから耳寄りな情報。
「OpenOCDのバージョン0.2.0で動いている!。」(※実際にはOpenOCD 0.2.0-SR1)
以前の問題は、
1.ftd2xx.dll がライセンスの問題から利用できなくなり、OpenOCDのバージョンも0.1.0から0.2.0以降に変わった。
2.msiファイルは特定のツール用のみの提供となり、それ以外のツールでは利用できなくなった。
3.しょうがないのでソースコードから0.3.0をビルドして使った。
4.でも私の使い方だと0.3.0でもちゃんと動かなかった。
http://www.freddiechopin.info/index.php/en/download/category/4-openocd
OpenOCD 0.2.0-SR1のmsiファイルをダウンロードしてください。
インストールするとProgramFilesの中にOpenOCDフォルダーが生成され、その下にはバージョン毎に別れてインストールされます。
問題はftd2xx.dllが使用できないので0.2.0からは代わりのドライバーを使う事になっています。
そこで出来たフォルダーの中のdrivers以下にあるft2232.zipを解凍すると説明書(info.txt)と、ドライバー類(libusb0.dll、libusb0.sys)とinfファイル(libusb-win32_ft2232_driver.inf)が出来上がります。
さて、今回作成したOpenOCDフリスクデバッカーは、DWM 2008年6月号の記事を元に作成しているので、ディスクリプタもmyJTAGのまま、ベンダーIDやマニュファクチャもFTDIのままです。
現状ftd2xx.dllを使うようにシステムに登録されてしまっているので、これをlibusb-win32に切り替えねばなりません。なんか近道のつもりでデバイスマネージャーからドライバーファイルの更新とか、削除して再差込での更新を期待したりと、結局遠回りした割りにドライバーの更新はできませんでした。
最初からFTCleanを使いましょうと言う教訓ですね。
さて、libusb-win32_ft2232_driver.infにはOpenOCDフリスクデバッカーのエントリーが無いので、編集して以下の記述を追加します。
[Devices]項目には、
"FTDI myJTAG A"=LIBUSB_DEV, USB\VID_0403&PID_6010&MI_00
[Devices.NT]項目には、
"FTDI myJTAG A"=LIBUSB_DEV, USB\VID_0403&PID_6010&MI_00
をそれぞれのエントリーの最後に追加しました。
FTCleanでFTDIのドライバーを削除したら、再びOpenOCDフリスクデバッカーを差し込むと、当然ドライバーファイルの存在を聞いてきますので、libusb-win32_ft2232_driver.infのあるフォルダーを指定してください。私の場合はC:\Program Files\OpenOCD\0.2.0\drivers\ft2232でした。
バージョンアップ前と後の転送速度の差を示します。ちなみにパソコンはThink pad X24 ペンティアムMの1.05GHzでUSBのバージョンは1.1です。
OpenOCD 0.1.0の時の転送速度
Transfer rate: 4 KB/sec, 978 bytes/write.
OpenOCD 0.2.0の時の転送速度
Transfer rate: 9 KB/sec, 978 bytes/write.
ドライバーのインストールに難儀したら、以下をお読み下さい。
Win2Kの話ですが、FTCleanにてFTDIのドライバーを削除した後、OpenOCDフリスクデバッカーを差し込んで新しいデバイスの認識をさせます。するとドライバーのインストールが開始されますのでlibusb-win32_ft2232_driver.infのあるフォルダーを指定する訳ですが、何故か正常なドライバーとなりません。色々試したところ、一旦ここでドライバーのインストールを止めて、デバイスマネージャー上には不明なデバイスとして登録しておきます。
この不明なデバイスを右クリックでプロパティを表示させ、ドライバーの再インストールでもう一度上記フォルダーを指定すると、今度はドライバーとして利用できるようになります。
と、ここでTACさんから耳寄りな情報。
「OpenOCDのバージョン0.2.0で動いている!。」(※実際にはOpenOCD 0.2.0-SR1)
以前の問題は、
1.ftd2xx.dll がライセンスの問題から利用できなくなり、OpenOCDのバージョンも0.1.0から0.2.0以降に変わった。
2.msiファイルは特定のツール用のみの提供となり、それ以外のツールでは利用できなくなった。
3.しょうがないのでソースコードから0.3.0をビルドして使った。
4.でも私の使い方だと0.3.0でもちゃんと動かなかった。
http://www.freddiechopin.info/index.php/en/download/category/4-openocd
OpenOCD 0.2.0-SR1のmsiファイルをダウンロードしてください。
インストールするとProgramFilesの中にOpenOCDフォルダーが生成され、その下にはバージョン毎に別れてインストールされます。
問題はftd2xx.dllが使用できないので0.2.0からは代わりのドライバーを使う事になっています。
そこで出来たフォルダーの中のdrivers以下にあるft2232.zipを解凍すると説明書(info.txt)と、ドライバー類(libusb0.dll、libusb0.sys)とinfファイル(libusb-win32_ft2232_driver.inf)が出来上がります。
さて、今回作成したOpenOCDフリスクデバッカーは、DWM 2008年6月号の記事を元に作成しているので、ディスクリプタもmyJTAGのまま、ベンダーIDやマニュファクチャもFTDIのままです。
現状ftd2xx.dllを使うようにシステムに登録されてしまっているので、これをlibusb-win32に切り替えねばなりません。なんか近道のつもりでデバイスマネージャーからドライバーファイルの更新とか、削除して再差込での更新を期待したりと、結局遠回りした割りにドライバーの更新はできませんでした。
最初からFTCleanを使いましょうと言う教訓ですね。
さて、libusb-win32_ft2232_driver.infにはOpenOCDフリスクデバッカーのエントリーが無いので、編集して以下の記述を追加します。
[Devices]項目には、
"FTDI myJTAG A"=LIBUSB_DEV, USB\VID_0403&PID_6010&MI_00
[Devices.NT]項目には、
"FTDI myJTAG A"=LIBUSB_DEV, USB\VID_0403&PID_6010&MI_00
をそれぞれのエントリーの最後に追加しました。
FTCleanでFTDIのドライバーを削除したら、再びOpenOCDフリスクデバッカーを差し込むと、当然ドライバーファイルの存在を聞いてきますので、libusb-win32_ft2232_driver.infのあるフォルダーを指定してください。私の場合はC:\Program Files\OpenOCD\0.2.0\drivers\ft2232でした。
バージョンアップ前と後の転送速度の差を示します。ちなみにパソコンはThink pad X24 ペンティアムMの1.05GHzでUSBのバージョンは1.1です。
OpenOCD 0.1.0の時の転送速度
Transfer rate: 4 KB/sec, 978 bytes/write.
OpenOCD 0.2.0の時の転送速度
Transfer rate: 9 KB/sec, 978 bytes/write.
ドライバーのインストールに難儀したら、以下をお読み下さい。
Win2Kの話ですが、FTCleanにてFTDIのドライバーを削除した後、OpenOCDフリスクデバッカーを差し込んで新しいデバイスの認識をさせます。するとドライバーのインストールが開始されますのでlibusb-win32_ft2232_driver.infのあるフォルダーを指定する訳ですが、何故か正常なドライバーとなりません。色々試したところ、一旦ここでドライバーのインストールを止めて、デバイスマネージャー上には不明なデバイスとして登録しておきます。
この不明なデバイスを右クリックでプロパティを表示させ、ドライバーの再インストールでもう一度上記フォルダーを指定すると、今度はドライバーとして利用できるようになります。
2009-09-11 03:13
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