HOS-V4コンフィギュレータの生成 [HOS]
詳しい解説は行いませんが、HOS(に限らずITRON仕様OS)では、ユーザーアプリケーションのビルドの前処理としてコンフィギュレーションを行います。
今回はコンフィギュレーションを行うコンフィギュレータの生成の解説です。
さて、HOSが提供しているコンフィギュレータは、実行環境に依存しない為にソースコードで提供されています。このコンフィギュレータは開発環境上で動作するので(つまりターゲット上ではない)、例えば開発環境としてWindowsを選ぶなら、Windows上で動くプログラムを作れるコンパイラを予め用意する必要が有ります。
すでにC、C++言語でWindowsアプリケーションを作れるツールをお持ちでしたら、そのツールを使ってHOS-V4プロジェクトを展開すると出てくるconfigディレクトリ以下のソースコードをコンパイルして下さい。
もしそう言ったコンパイラをお持ちでなければ、ボーランドから派生したコードギアのダウンロードページに、無償で使えるコンパイラ「C++Compiler」が有りますので、これを落として使う事が出来ます。
HOS-V4のconfigディレクトリには3つのMakefileがあります。「gcc.mak」、「freebsd.mak」、「bcc55.mak」です。これ以外のコンパイラを使うなら、これらMakefileを参考に、ご自分の環境向けMakefileを作成します。
※一応、そんな面倒な事やってられない!と言う方用に、Windows環境下(但し2000かXPでしか動作保証は無し)コンフィギュレータをここに置いて置きますので、例によって右クリックで落した後、拡張子をzipに変更してから解凍してください。
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