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HOS-V4カーネルライブラリの生成 [HOS]

カーネルライブラリの話なのでT-SH2MBの話では無いのだけれどね、今回このボード上でHOS-V4を動かすつもりなので、随分遅くなってしまったが、HOS-V4のリリース1.02を使ってみようと、、、やっています。

まずhttps://sourceforge.jp/projects/hos/からソースコードを落として来ます。リリースバージョン1.02を落として来ても良いのですが、私の場合はCVSから落として来ました。「CVS リポジトリの参照」からWEBインタフェースで落とす事が出来ます。
しかしCVSから直接落としてくると、ソースコードやドキュメントのファイルはEUCで記述されている為に、そのままWindows環境下で使用するのは大変です。
ベクターあたりからEUC→Shift-Jis変換ツールとかを落として来て使った方が良いでしょう。
http://www.unibirth.com/products/CharsetConverter/

HOS-V4のカーネルライブラリをHEW上で作成するのは、とても簡単な作業です。
まずウイザードを使ってライブラリプロジェクトの作成から始めます。と言ってもウイザードが聞いて来るのは「CPUに何使うの?」、「何処にプロジェクトを作成するの?」程度ですので、スケルトンの作成はすぐに済みます。

で、次の作業はソースファイルの登録です。これが難しくは無いのですが、登録するファイルが沢山有って大変です。
展開したHOS-V4プロジェクトの中の”src”フォルダー以下の”kernel”、”mknl”、”sh”、”sh/sh2ht”以下のソースコードを全てHEWのプロジェクトに登録します。

ソースコードのコンパイル中に”include”の中のヘッダーファイルを参照しますので、「Build」→「ToolChain」の設定メニューから、コンパイラの「インクルードファイルディレクトリ」の項目に、適宜先の”include”ディレクトリへのpathを書いて置きます。

”pacctx.src”ソースコードの修正を行います。(※現在は直っております)
これは7145は該当しない修正なのかな?。7125等の比較的新しいCPUの場合、遅延分岐命令の直後に”LDC”命令を置く事が出来なくなっています。おそらく今後出る新しいマイコンについてはこれがデフォルトとなるでしょう。今の内に直した方が良いと思われます。

  rts
  ldc  r0, sr

と書かれている所は
  ldc  r0, sr
  rts
  nop

と直して置きます。

ではビルドしてみます。幾つかwarningが出ますが、そのままライブラリを作成します。

※HOSの構築について、詳細はこちらをどうぞ!。

ITRONプログラミング入門―H8マイコンとHOSで始める組み込み開発

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