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μALFATポータブル化計画 [ALFAT]

まったく個人的な計画なのだけれど、μALFAT基板ポータブル計画なんてやっていています。
絶対にメーカーさんは保証しませんし、私も保証しませんが、H8/Tinyが3.3V程度の電圧でも20MHzで動く事に気を良くして写真の様にニッケル水素電池(1700mA/h)四本直列で動かしています。
この状態で音楽の再生なら8時間位再生可能です。
※1.2V×4=4.8Vなのですが、実際にはそこそこ電流が流れているので電池の内部抵抗による電圧降下から、回路上の電圧は初期で4V程度となっています。

ただこうなると液晶の表示が問題となってくるのですが、まあ基本的に横着な私は電源を投入すると勝手に再生をし続ける様にプログラムを組んでいますので、「液晶見れらなくても良いか!」なんて手抜きをしていました。

しかし最近発売されているSC1602Bは電源電圧に限り2.7Vまで保証されていますので、改めて表示出力を見直しました。
問題となるのはコントラスト電圧と言う事になります。VDDに対して4.5V程度低い電圧を供給する必要がありますのでVDDから負電圧を生成できる電圧コンバータ回路が必要となります。
電圧コンバーター専用ですが、「良いのが有りましたよお客さん!」

これです。MicrochipのTC7660HCPAって奴ですが、ICLとかリニアテックとかマキシム辺りで出している相当品が500円以上していますが、これはなんと157円です。値段付け間違えたんじゃあないの?。

この電圧コンバータICの使い方は簡単で、外付けで10μFのコンデンサを2個用意するだけです。それであっさりVDDを反転した負電圧を生成してくれます。一応コンデンサには低ESR品が指定されていますので、電解コンデンサでは無くタンタルコンデンサを使用しました。容量に関しては10μFを下回らなければ良いみたいで、22μFとか、それ以上の容量でも動くと思われます。

※電池で駆動しているのでVDDの変化が気になりますが、ニッケル水素電池は充電直後の初期電圧から1.2V位に落ちた後、そこで根性を出してその電圧を維持し続け、最後の最後にストンと落ちますので、それ程液晶のコントラストの変化を気にしなくても構わないと思います。
調整用可変抵抗にはつまみ付きの物を用意すれば安心でしょう。

※μALFAT評価基板に実装する時は、可変抵抗を標準の位置に実装せず、基板下部のユニバーサル領域で、負電圧の生成回路と、コントラスト調整用可変抵抗を組み立てると簡単です。

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コメント 7

恋恋

こんにちは。初めての書き込みです。

>近発売されているSC1602Bは電源電圧に限り2.7Vまで保証されていますので

えっ、そうなんですか。
自分も電池2本で動かしたいアプリがあるので、詳細(情報の出所)
を教えていただけたら嬉しいです。リンク先のデータシートには相変わらず5Vとありましたが・・・
by 恋恋 (2007-10-09 14:48) 

のりたん

7660というコンバータは、色々なところから出ているようです。digi-keyで調べたらこれだけ並んでいました。

National Semiconductor LMC7660
Intersil ICL7660
Maxim ICL7660
Texas Instruments TL7660

digi-keyでも最安値はMicrchipのようですね。
さて、どこがオリジナルなんだろう。
by のりたん (2007-10-09 16:15) 

DAI

National Semiconductor、 Intersil、Texas Instrumentsのホームページで検索してみました。
76XXでずらりと並ぶのは、 Intersil、です。
たぶんここではないかと・・・・・。
えっ、なぜMaximはやらないのかって?
なんとなく・・・・・。
by DAI (2007-10-09 20:50) 

hamayan

始めまして。

> リンク先のデータシートには相変わらず5Vと

5Vと言うのはsupply voltageですよね。
5Vはtypの値で、minが2.7V、maxでは5.5Vとなっています。
by hamayan (2007-10-09 22:36) 

hamayan

> さて、どこがオリジナルなんだろう

今迄なんとなく、ただなんとなくリニアテクノロジだと思っていた、、、。
リニアテクノロジはこれでした。
http://www.linear-tech.co.jp/pc/productDetail.jsp?navId=H0,C1,C1003,C1039,C1014,P1377
by hamayan (2007-10-09 22:51) 

hamayan

LCDメーカーのサンライクの資料を見る時は、こっち見てね
http://www.sunlikedisplay.com/
by hamayan (2007-10-10 07:47) 

のりたん

教えてもらった、リニアテクノロジのLTC1144の概要ページに「LTC1044または7660の高電圧アップグレード」との記述がありました。で、LTC1044を見に行ったら、「7660とプラグイン互換で、」とありましたので、こちらが互換品なのですね。

でも、digi-keyの価格を見た限りでは価格までは互換ではないみたい。
by のりたん (2007-10-10 14:46) 

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