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MSP430-CQ ベースボードのアプリケーション AC電圧/電流計 [MSP430]


さて、前回は交流電圧の計測まで行いました。電圧を計測したら電流も計測したくなるのが人情ですね。←無理矢理な展開。
そこで、今度は電流変換トランス(U_RD CTL-12-S30-20Z)を使って電流も入力できるようにしてみました。最大10Aまで計測できます。

最近では、あの鈍い?アメリカ人でさえ地球温暖化に気付く程逼迫した状況になってきているのかな?。取り敢えずそれが何かと言えば叫ばれています。アメリカ人が気付く程なので、もう致命的じゃないの?とも思えますが。

そこで、当、適当電子工作研究所、Team-0.6%では、今使っている家電製品の電圧/電流を調べて、それがどれ位電気を食っているかを、ベースボードを使って調べてみようと言う作戦に出ました。

えー、写真は一番上が25Wの半田鏝を計測した物です。これはちょっと面白い動きでしたね。冷えている時は0.3A位流れていましたが、温まるに従い電流が下がり、最終的には0.2A程度まで落ち着きます。勿論これは使い勝手を考えて敢えてその様な動きをするのでしょう。
逆に言えば、なるべく半田鏝を使っていない間は、電気を落とす様な使い方が推奨されているのかもしれません。

次の写真は、電気たこ焼き器を計測してみた所です。このたこ焼き器の消費電力は一応650Wと書かれています。
実際計ってみると、おお!優秀、優秀、ほぼその通りの電流が流れています。ただ、電流が流れた為、若干電圧降下を起し、97V程度が計測されました。つまり電源ケーブルの何処かで3V×6.5Aの19.5Wを消費している計算になります。うーーーーむ。

さて、今までは抵抗性負荷の計測でしたが、今度は誘導性負荷の計測をしてみたいと思います。
写真の下の方の小型扇風機がそれです。一応、本体に書かれている消費電力は50Hzで44Wとなっています。
計ってみると、、、0.812A流れました。約80Wです。書かれている事と違うじゃん。
という訳で、誘導性負荷の力率の話は、「ソフトが出来たら」に続くのでした。



如何でしょうか?。ちょっとベースボード使ってやってみたくなりません?。

特に元隊長さん、結局子供達に、大人が地球上でやって来た事のつけを押し付ける事になってしまいました。せめて子供等が自分の周りの状況を知る手段としてこの企画は如何でしょうか。
トランスを使っているので、トランスを樹脂のケースに入れる等すれば安全度は高いですが、それでも若干商用電源を扱う部分が有るのでそこは大人がやるにしても、教育用素材としてはなかなかお勧めだと思います。


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コメント 3

masato

いろいろ楽しい実験をされていますね。ワタシのほうはあまりMSP430らしい使い方ができてません。
半田鏝。ヒーターなどの抵抗は一般に温度が上がると抵抗が大きくなるのですが、それにしては変化が大きいような。
by masato (2007-02-14 09:05) 

hamayan

> ワタシのほうはあまりMSP430らしい使い方ができてません。

そんな事は無いですよ。マイコン内蔵のD/Aでbit数の多い物はあまり見かけないので、MSP430らしい使い方として魅力があります。

> 半田鏝。ヒーターなどの抵抗は一般に温度が上がると抵抗が大きくなるのですが、それにしては変化が大きいような。

白熱電球もそうですね。非常にシンプルなフィードバック制御です。最もすぐに温度が上がりきってしまいますが。
やってみると、意外な驚きがあります。と言いますか、私は電気の事に付いて判った気になっていたのだけだろうけれど。
by hamayan (2007-02-14 09:36) 

元隊長

地球環境を調べるのに、このベースボードを使うなんて良いですね。
無線機の送信出力と消費電力と電波の飛びから、必要以上に送信出力を上げすぎると地球温暖化につながる、と言うあたりを教えられると良いかもですね。
by 元隊長 (2007-02-14 11:45) 

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